OSSの利活用に伴うコンプライアンスへの取り組みについて

筆者はOSSを扱うこの会社に入社して10ヶ月が経ちました。
1年前の筆者はOSSという言葉を聞いたこともありませんでしたが日々の業務を通して、これまで仕事で使っていたあのツール、OSSで作られていたのか、と、初めて知ることも何度かあり、ビジネスに欠かせないものなのだな、と感じております。

前職ではSaaS製品を取り扱っておりましたが、提案できるのが特定のメーカーの製品に限定されてしまい、お客様のご要望に沿ったご提案をするのが難しい場面が多々ありました。

これに対して、経済産業省では「OSSの利活用及びそのセキュリティ確保に向けた管理手法に関する事例集」を公開しており、その中で、ベンダロックインを回避できることがOSS活用のメリットの一つとして挙げられています。

また、様々なコミュニケーションがリアルからリモートへ移行されていくなか、「OSSの普及」というより「ITの利活用促進」の流れが強まっていきます。
同資料の中で大手企業を中心にOSSライセンスのコンプライアンスへの取り組みが紹介されています。
各社が様々な対策を実施しており、同様の取り組みを即座に導入することは難しいですが、社員教育や管理ツールの活用など、当社と同じくOSSを扱う企業の取り組みを知ることで、業務上のリスクに気づけるかと思います。

冒頭に記載したように、ITの導入を進めていくうえでOSSの活用は避けて通ることが難しく、OSSコミュニティではオンサイトでの交流が難しくなっていますが、社外の方と会話する際には、積極的に情報交換をしていこうと思いました。

・参考

「企業におけるオープンソースの戦略的活用と法的リスク」 - @IT

※本記事は弊社保守サポートサービスに加入された方向けの情報配信メルマガ「OSSサポートサービスメールマガジン」から転記しております。

お問い合わせ

弊社では様々なサービスを取り扱っております。
詳細はサービス一覧からご覧ください。

お気軽にお問い合わせください。応対時間 9:30-17:30 [ 土・日・祝日除く ]

お問い合わせ
  • X