Sambaを使ったファイル共有の基本的な構築方法

概要

Sambaはファイル共有やプリンター共有など様々な機能を提供するオープンソースソフトウェアです。

今回はファイル共有の基本的な構築方法を記載します。本当に基礎的なことしか書いていませんが、まずSambaを立ててみたい方、大まかに構築方法を知りたい方など、参考にしていただければと思います。

クライアントから共有したフォルダへのアクセス方法は、後ほど別の記事として作成する予定です。

環境

OSAlmaLinux9.4
ファイルサーバsamba-4.23.5-10.el9_8.x86_64

構築の流れ

  1. インストール
  2. サービス確認
  3. 自動起動設定
  4. 共有ディレクトリの作成
  5. 設定ファイルの変更

構築方法

[1] インストール

> 状況確認

# rpm -q samba

インストールされていない場合は、「パッケージ samba はインストールされていません。」と表示されます。
インストールされている場合はスキップします。

> インストール

AlmaLinuxではsambaパッケージが提供されているため、dnfコマンドでインストール可能です。

# dnf -y install samba

「y」オプションを使用しているため、自動でインストールが開始されます。
「完了しました!」と表示されればインストール完了です。

> 状況確認

再度確認コマンドを実行し、sambaのrpm名が出力されれば正常にインストール出来ていることが確認できます。

# rpm -q samba
samba-4.23.5-10.el9_8.x86_64

[2] サービス確認

> サービス状態確認

# systemctl status smb
○ smb.service - Samba SMB Daemon
 ~省略~
     Active: inactive (dead)
~省略~

Activeがinactive(dead)の場合、サービスが停止している状態なので起動します。

> サービス起動

# systemctl start smb

> サービス状態確認

# systemctl status smb
○ smb.service - Samba SMB Daemon
 ~省略~
      Active: active (running)
~省略~

Activeがactive(running)であれば、サービスが起動したことになります。

[3] 自動起動設定

OSが再起動した際に自動的に起動するよう設定をします。

> 自動起動状態確認

OSセットアップ時の設定によっては、既に自動起動設定がされているため、確認します。
「enabled」と出力されていたら問題ありません。

# systemctl is-enabled smb

> 自動起動設定

「disabled」になっていた場合、自動起動設定をします。

# systemctl enable smb

> 自動起動状態確認

再度、「enabled」になっていることを確認します。

# systemctl is-enabled smb
enabled

[4] 共有ディレクトリの作成

> ディレクトリの作成

任意の場所にディレクトリを作成します。

# mkdir /home/sharedir

作成されたことを確認します。

# ls /home

> 権限の設定

ここではフルアクセスが可能なディレクトリとします。

# chmod 777 /home/sharedir

[5] 設定ファイルの変更

> 設定ファイルのバックアップ

設定ファイルを変更する場合、バックアップを取っておくと安全です。
なるべくバックアップを取るようにしてください。

# cp -p /etc/samba/smb.conf /etc/samba/smb.conf.org

> smb.conf

最終行に共有するディレクトリの設定を追加します。

# vi /etc/samba/smb.conf

[sharedir]
      path = /home/sharedir
      guest ok = yes
      writable = yes

また、今回はSamba用のユーザを追加しないため、クライアントからの接続時に認証を不要とする設定を入れます。
[global]に以下を追加します。

map to guest = Bad User

以下は各設定の説明です。
path:ディレクリのパスを指定します。
guest ok:ゲストユーザーを許可します。
writable:ファイルの作成などを許可します。

> 設定の反映

# systemctl restart smb

以上で基本的な設定は終了です。次回はクライアントからの、作成した共有フォルダへのアクセス方法を紹介します。

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